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アイフルとアコムはどちらも消費者金融としての大手であり、TVCMでもお馴染みということで利用者も多いです。
どちらも最短即日での借り入れに対応をしており、もちろん来店不要のWeb契約もできるようになっているため、アイフルにするかアコムにするかで迷ってしまうこともあります。
貸付条件を見ても違いが見られないアイフルとアコム、迷った場合にどちらを選ぶべきかについて考えてみましょう。
アイフルとアコムでは、審査時間や借り入れにかかる時間で差があります。。
それぞれ以下の通りです。
借り入れ先 | 審査時間 | 融資時間 |
---|---|---|
アイフル | 最短18分※ | 最短18分※ |
アコム | 最短20分 | 最短20分 |
※ 申し込み内容によってはご希望に添えない場合があります。
アイフルは来店不要のWeb申し込みでも審査や借り入れにかかる時間は最短18分と早くなっています。
Web申し込み以外の契約機での申し込みなどの場合にはもう少し時間がかかることになりますが、それでも最短で30分前後では借りられます。
一方、アコムは最短20分で、アイフルよりも僅かに時間がかかってしまいます。
とは言え、最短で18分も20分も大した違いはなく、審査や借り入れまでにかかる時間はアイフルもアコムの同じようなものです。
審査や借り入れにかかる時間に違いがないなら、金利となる実質年率や返済金額など、返済に関わる重要な部分で比較をしようと考えるかもしれません。
しかし、困ったことにこれらにも目立った違いが見られません。
実質年率に関してはどちらも3.0%~18.0%で同じであり、限度額を見ても最大で800万円という点で同じです。
アコムの場合は以下のように極度額に応じて段階的に適用される実質年率が変わり、極度額ごとにいくらの実質年率になるのかが分かりやすいようにはなっていますが、これは実際にはあまり意味がありません。
極度額 | 実質年率 |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
現在の法律では100万円からは金利の上限が15.0%となります。
アイフルでは全体の実質年率が3.0%~18.0%となっているとしても、100万円からの適用金利、実質年率は上限で15.0%でアコムと同じ水準になります。
それでもアコムなら301万円からは上限が7.7%で優れて見えますが、アコムだけに限らず、消費者金融で301万円を借りるためには最低でも年収が903万円以上で、且つ他の貸金業者からの借り入れがないことが最低条件です。
年収の3分の1までの借り入れに制限がされる総量規制があるため、消費者金融で数百万円といった大きな金額を借りることは、実際には現実的ではありません。
基本は数十万円ほどまでの借り入れとなることがほとんどなので、適用され得る可能性がほとんどない水準で比較や検討をしても、何の意味も成さないのです。
つまり、数十万円の極度額、限度額での実質年率の比較をすれば、どちらも同じようなもので何も変わりはないことになります。
そもそもが消費者金融での借り入れは実質年率が上限で適用されることが多いため、実質年率での比較ということ自体に何の意味もなかったりもします。
それなら、借りた後の毎月の返済金額が軽いほうを選ぶという方もいるかもしれません。
これに関してはいくらか差があり、毎月の返済可能額から借り入れ先を決めるという方にとってはいくらか良い選び方にもなり得ます。
それぞれの毎月の返済金額は、借り入れ残高に応じて以下のようになります。
残高 | アイフル | アコム |
---|---|---|
10万円 | 4,000円 | 5,000円 |
20万円 | 8,000円 | 9,000円 |
30万円 | 11,000円 | 13,000円 |
40万円 | 11,000円 | 12,000円 |
50万円 | 13,000円 | 15,000円 |
アイフルは毎月の返済金額が抑えられる約定日制での返済金額、アコムは実質年率18.0%適用時で極度額=残高とした場合の毎月の返済金額です。
これを見るとアイフルのほうが僅かに毎月の返済金額が軽くなっており、月々に少しずつの返済金額で利用をしたい方には多少は優れた選択肢になります。
また、アイフルの返済サイクルを約定日制ではなくサイクル制にした場合には、40万円借り入れ時の返済金額が13,000円になる以外は、上表のアコムの返済金額と同じとなります。
基本的な条件にほとんど違いが見られないアイフルとアコム、じゃあどうやって選ぶかと言えば審査の通りやすさを重視したいという方もいるかもしれません。
たしかにカードローンは審査に通ってお金が借りられないことには何の意味もなく、審査に通るかどうかで選ぶというのは大事なことです。
問題点としては審査基準は公表がされていないため、別の視点で見ていく必要があるということです。
アイフルもアコムもともに上場企業であるため、投資家向けIR情報に新規貸付率などのデータを公開しています。
いくらIR情報とはいっても審査基準まで、どのような内容の審査を行っているかまでは公開はしていませんが、新規申し込み者に対する貸付率、つまり審査通過率と言えるようなデータは公開されています。
それを見てみると、時期による多少の上下はあるものの、直近数期分で平均を取ってみれば大体は以下のような審査通過率になっていることが分かります。
アイフル:34%
アコム:41%
これを見るとアイフルのほうが審査通過率が低くなっています。
ただ、アイフルの新規貸付率を直近で見られるデータが2021年4月から11月までの月次であるのに対し、アコムは2022年3月期分まで見られます。
この時期の違いは大きいです。
2021年頃は新型コロナウイルスの影響によって申し込み者の傾向が変わり、各社とも新規貸付率が著しく低下をしていた時期となり、アイフルにとっては不利な条件と言えます。
これを同じ時期、例えば新型コロナウイルスによる感染が拡大する前で見てみれば、両社とも大体40%ほどの推移で違いはありません。
これはアイフルとアコムだけに限らず、プロミスなどを含めても同じ傾向となります。
アイフルにしてもアコムにしても、審査の通りやすさという点には違いはないことになります。
一昔前なら別でも、今はどの消費者金融もしっかりとした審査を行っているため、特別に審査に通りやすいというところはありません。
中小金融なら別の基準で審査を行ってくれるところはありますが、大手同士ならそこまで大きな違いがないのです。
というより、ここまで見ても分かる通り、アイフルにしてもアコムにしても特に目立った違いはありません。
今はどの消費者金融でも早さ、サービス内容は競争が激しく、どこかが目立ったことをやれば他も追随するという形で差がなくなってしまっています。
選ぶ決め手となるようなところもなく、どちらにしても大手の信頼ができる消費者金融であるため、さらに迷うことにはなってしまうかもしれませんが、どちらか気になるほうで選んでおいても問題ありません。
それでも決めらないという方は、TVCMが気になるほう、印象に残っているほうで選んでも良いのではないでしょうか。