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カードローンは生計費の範囲内であれば自由に利用ができますが、だからといって生活費が苦しいときに借りてしまうとさらに苦しいことになりかねません。
予定外の出費があったり、今月だけはお金が足りないとかならまだ別ですが、収入と支出のバランス的に生活が苦しくなっている状況で借りたところで、破滅への道を進むだけになってしまいます。
問題を先送りにするだけの使い方をしないためにも、カードローンはどのように使うべきかについて、否定的な意見を主として考えていきます。
カードローンは自身の信用一つで現金が借りられるため、お金に困ったときには何かと役立つサービスではあります。
しかし、当然ながら借りたものは返さなければなりません。
返済時には借りた分に対する利息も支払うことになるので、より大きな負担での返済となってしまいます。
お金がなくて、お金に困って借りたのに、返済でさらに大きな負担となってしまってはどうにもなりません。
これでは翌月以降にまた生活が苦しくなり、限度額があればその分をまた借りてしまいます。
限度額がいっぱいになれば他のカードローンを利用するなどして、さらに返済が苦しくなる状況に陥ることもあります。
生活に困ってカードローンでお金を借りたところで、問題を先送りにしているに過ぎないのです。
カードローンでお金を借りても何とかなる状況は、主に以下のようなものがあげられます。
これらは普段の生活の出費とはそこまで関係はありません。
突然の予定外の出費となってしまうため、こういったお金はカードローンで足りない分を借りたところで、翌月以降に少しずつでも返済ができる可能性が高いです。
毎月のように冠婚葬祭があったりというのであれば別ですが、現実的にはそういったことは起こりません。
ただ、もともとはこういった状況で借りたのに、現金が借りられるというサービスに慣れてしまったがために、余計な借り入れを繰り返して返済ができなくなるという方もいます。
そうならないためには、カードローンの借り入れは当初の用途以外には絶対に使わない強い意志が求められます。
カードローンの利息は決して安くはありません。
むしろ高いといったほうが正しいほどで、30日間を借りると、借り入れ金額や金利別で見てそれぞれ以下のように利息が発生します。
借り入れ金額 | 18.0% | 14.8% | 9.8% |
---|---|---|---|
10万円 | 1,479円 | 1,216円 | 805円 |
20万円 | 2,958円 | 2,432円 | 1,610円 |
30万円 | 4,438円 | 3,649円 | 2,416円 |
50万円 | 7,397円 | 6,082円 | 4,027円 |
利率はそれぞれ以下のような意味があります。
18.0%:アコムやアイフルなどの大手消費者金融の上限
14.8%:銀行カードローンでよくみられる上限
9.8%:現実的に適用される可能性がある低金利
カードローンと言えば消費者金融のイメージが強いですが、TVCMでもよく見かけるアコムやアイフルは、実質年率が3.0%~18.0%となります。
3.0%で借りられれば、と考えてしまうかもしれませんが、初回契約時は上限の適用となることが多いため、大体は18.0%で想定しておくべきです。
銀行カードローンで借りるなら金利はいくらか抑えられますが、それでも極度額や限度額が大きくならないと、上限である14.8%前後になることが多いです。
これらの金利から発生する利息が上記の通りとなります。
30日間でこれだけの利息がかかるため、カードローンで余計な借り入れを重ねてしまうと、利息だけで大きな負担になるのが分かります。
とはいえ、カードローンは余計な借り入れをしなければ何とかなることが多いです。
利息は高くても、毎月の返済金額自体は少なくなっているのがカードローンの一つの特徴です。
利息が高く付く消費者金融でさえ、10万円の借り入れなら毎月の返済金額は4,000円程度、20万円でも8,000円程度です。
少しずつでの返済ができるようになっているので、余計に借りずに必要最低限だけ利用をするなら何とかなります。
問題は借り入れに慣れてしまい、余計な借り入れを重ねてしまった場合です。
本来は必要がなかった借り入れを重ねてしまえば、借り入れ残高が増えることで利息もかさみ、毎月の返済金額も大きくなります。
その結果、返せない借金を抱えることになってしまい、生活にも余裕がなくなり、最初に触れたように生活費のための借り入れに繋がって、破滅への道を進むことになってしまうのです。
カードローンの返済で苦しむ方の中には、最初は少額で計画的に使っていたという方も多いものです。
しかし、何かのきっかけで余計な借り入れを重ねてしまい、それによって返済が進みにくくなり、どうにもならなくなるということがあります。
そうならないためにも、カードローンを使う際にはしっかりとした計画を立て、余計な借り入れをしないように心がけるようにしてください。
しっかりと考えて最低限の利用に留めるのであれば、担保も保証人も不要で借りられるカードローンは、暮らしの中で役立つ場面もあるものです。