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20代の80%ほどは利用をしているとされるツイッターは、若年層のユーザーを獲得したい企業にとっては、自社の製品やサービスをアピールする絶好の場になっています。
各企業も公式アカウントを開設してあの手この手でアピールをしているわけですが、注目を集めるためにユニークなツイートをしようとした結果、度が過ぎて炎上というのももはや日常茶飯事と言えます。
そんなツイッター、消費者金融各社もアカウントを開設しています。
最新の情報を収集するのにも便利なツイッターで消費者金融の公式アカウントとなれば、借り入れに関する情報も収集できるのではないかと感じるかもしれません。
しかし、残念ながら期待に応えられるようなツイートは見付けられないでしょう。
若年層が利用者のメインとなる消費者金融にとっては、ツイッターで自社や自サービスを知ってもらうことはとにかく重要です。
それでもわざわざカードローンという部分を強調する必要はなく、例えば「プロミス」「アコム」「アイフル」と聞けば、ほとんど人はカードローンであると分かるため、ツイート内容はカードローンと関係がないことがほとんどです。
カードローンであると分かっているなら、別にそれをアピールすることもありません。
というより、下手にカードローンでお金が借りられるだの、困ったときには自社へなどと書こうものなら、借金は悪だと思っている層から物凄い勢いで叩かれます。
その役目はTVCMやネット上の広告で行えば良いだけなので、消費者金融の公式ツイッターはあくまで自社の名前をアピールするだけのものに留まっています。
実際に各社のツイートを見てみると分かります。
各アカウントとともに、2022年3月時点までのツイート内容をざっとあげてみると以下のようになります。
・アイフル
https://twitter.com/aiful_promotion
キャンペーンの告知、新CM情報
ツイート頻度低め
・プロミス
https://twitter.com/promise_smbccf
芸人の漫才、オフショットなど
いいねかRTで特別な動画をプレゼントという企画も
ツイート頻度低め
・アコム
https://twitter.com/acom_official
アンケートやCMの話、オフショットなど
朝に「公式朝ツイ」のハッシュタグを付けてアコム公式キャラクターのワンコムが載った画像をたまにツイート
ツイート頻度は高め
・SMBCモビット
https://twitter.com/smbcmobit_pr
2019年3月作成も一切動いていない
認証マークなし
ツイートなし
・レイクALSA
https://twitter.com/lakealsa
漫画の投稿、あまり動いていない
認証マークなし
ほとんど使われていない
TVCMで見かける消費者金融であげてみましたが、この中でツイッターを最も積極的に使っているのがアコムです。
ツイート頻度は高めで、大体は1日1回以上はツイートをしている傾向にあります。
プロミスとアイフルもツイートはしていますが、数日に1ツイート程度で多くはありません。
内容を見てもCMに関することやオフショット、アンケートなど。
プロミスはyoutubeチャンネルでもやっているように、ツイートでもお笑い芸人によるちょっとした漫才などもあり、面白いかは別としてユニークな内容にはなっています。
これを面白いと思うかどうかは人によるところがありますが、見た感じはクスリともしないものが多かったです。
レイクALSAはたまに思い出したかのように数日おきにツイートをしたりしますが、基本的には動いていません。
SMBCモビットに関してはツイートすらなく、そもそも本当に公式のアカウントなのかも分かりません。
認証マークがあるから間違いないというわけでもなく、認証マークがあっても怪しいものはいくらでもありますが、レイクALSAとSMBCモビットは認証マークすらないアカウントです。
特にツイートもしていませんし、はっきり言って見る意味はあまりないと言えます。
消費者金融各社のツイッターは、カードローンというサービス面での情報を求めているならフォローをする価値は限りなくゼロに近いです。
サービス内容が変わった際に告知がされることがあるかもしれませんが、カードローンの金利や限度額、その他のサービス内容というのはあまり変更がされません。
変更がされることになればTVCMやネット広告で大々的にアピールがされるでしょうし、いつあるかも分からない情報のためだけにフォローをするのもあまり意味がないと言えます。
ただ、カードローン情報とは一切関係なく、単純にその企業が気になるからという理由でのフォローならもちろんありです。
例えばアイフルなら、ユニークなTVCMに関するツイートなどもあるのでネタとしては面白いかもしれません。
プロミスはお笑い芸人を多用しているので、お笑いが好きな方にはもしかしたらちょっとした楽しみになる可能性があります。
「いいね」かRTで、抽選でお笑い芸人による特別な動画プレゼントなどもあり、好きな芸人の動画などがあればそれはそれで人にとっては価値があるものになり得ます。
アコムはツイート頻度も高め、TVCMのオフショットなども多いので、好きな人には少し楽しいアカウントでしょう。
レイクALSAとSMBCモビットは、そもそもツイートがあまりされないので見る意味は何もありません。
自分のツイッターなのでフォローする価値があるかどうかは自分で決めれば良いだけですが、カードローン情報が欲しくて、審査通過の情報が欲しくてとかであれば、希望するツイートはほぼないと考えるべきです。
審査通過に関する情報などは、当たり前ですが一切ありません。
最後に、各消費者金融の公式アカウントとは関係がない話を少しだけ。
情報の鮮度が高いことで、今ではGoogle検索ではなくツイッターなどのSNSで検索をするという方も多いですが、消費者金融に関する情報の検索はいくつか気を付けたほうが良い点があります。
これらは絶対に気を付けておくべき点です。
Google検索による各サイトの表示結果は、いわゆる「SEO」によって強弱があるものの、基本的には変なサイトは上には来ないようになっています。
嘘ばっかり書いていて怪しい情報しかないようなサイトは、例えば「プロミス」や「アイフル」で検索をしても上に出てくることはありません。
しかし、ツイッターでの検索は各ツイートの正確性までは分からず、「話題のツイート」で上に来ているからといってそれが正しいとは限らないのです。
実際に、どこかの消費者金融名を○○に入れて「○○ 返済」などでツイッター検索をしてみると、めちゃくちゃ怪しいツイートが一番上に出てきたりもします。
よくあるのが加工をした銀行口座の残高や入金履歴を載せたり、1日数十分で何万やら何十万やら稼げるだのと謳っているアカウントです。
「○○ 返済」と検索をする方は返済に困っている場合も多く、返済に困っているということはお金にも困っているため、こういう怪しいアカウントにまんまと引っかかってしまうことがあります。
藁にもすがる思いでDMを送ってみると、何だか凄そうな話をされ、気が付けば情報商材を買わされていたりでさらにお金がなくなってしまった・・・というのもよくある話です。
これはツイッターをはじめとするSNSでの代表的な被害の例とも言えるので、ツイッターで検索をする場合には、その情報が正しいのかどうか、LINEや怪しい情報への誘導がないかは特に気を付けておかなければなりません。
そういったところをしっかりと気を付けておけば、ツイッターでの検索は便利なものとなります。
Google検索ではなかなか見つけづらいリアルな利用者のツイートなども見られたりするので、使い方次第では便利なのです。
ただ、実際に検索をしてみると分かりますが、出てくるのは上で触れたゴミのようなツイートばかり。
意味不明なありもしない副業のツイートや、よく分からないキャッシング情報サイトへの誘導を主とした何のためにもならないツイートばかりです。
それらをうまく避けつつ利用者の本物のツイートが見つけられれば良いのですが、本物か偽物かの判断ができるか分からないという方は、そもそも検索をしないほうが良いかもしれません。
下手な情報を鵜呑みにしてしまうぐらいなら、使わないほうがマシなのです。
結局はツイッターも使い方次第となります。
消費者金融各社の公式ツイッターの話とはだいぶ外れましたが、ツイッターで消費者金融やカードローンの情報を収集しようとしている方は、その情報の正確性などにも気を付けるようにしてください。