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カードローンは消費者金融でも銀行でも、多くは20歳以上であれば申し込みができるようになっています。
上限の年齢は借り入れ先によって異なりますが、多くは65歳や69歳までといったように、大体は70歳未満までが利用対象となります。
この利用対象年齢だけを見れば20代~60代ならどのカードローンでも申し込みができることになりますが、お金が借りられるかとなると少し話が変わります。
カードローンは申し込みができても審査に通ってお金が借りられないことには意味がないので、年齢によるカードローンの選び方には注意をしておいたほうが良いでしょう。
消費者金融の場合には特にそうですが、借り入れ先によってターゲットとしている年齢層が異なります。
年齢、年代によって適するところを選ばないと、申し込み時点で審査で不利になってしまう可能性もあるほどです。
各消費者金融の公式サイト上に明記がされているわけではありませんが、これは今までの利用者の傾向や、一部消費者金融が公開している公式データからも明らかです。
ざっと傾向を挙げておくと、
年代 | 借り入れ先 |
---|---|
20代 |
プロミス |
30代 |
プロミス |
40代 |
アイフル |
50代 | SMBCモビット |
60代 | SMBCモビット |
といった振り分けになります。
プロミスやアコム、アイフルは50代や60代の方でも対象年齢となるので申し込みはできますが、年齢層が高い方の利用率は極端に低くなる傾向があります。
これは勝手な想像で書いていることではありません。
公式発表のデータでしっかりとしたソースがあるので、ここではプロミスのサービスを提供するSMBCコンシューマーファイナンス株式会社のIR情報から、一部を抜粋して貼っておきます。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 中間決算補足資料(2020年3月期分)より
これはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が、投資家向け情報として公開をしているものの一部です。
年齢ごとの利用者の割合が書かれており、左側が利用者数(単位は千人)、右側が構成比で、画像だと文字が小さくて見にくいので表にしてみると以下のようになります。
年齢 | 利用者数 | 構成比 |
---|---|---|
~29歳 | 141千人 | 54.3% |
30歳~39歳 | 51千人 | 19.7% |
40歳~49歳 | 37千人 | 14.4% |
50歳~59歳 | 21千人 | 8.2% |
60歳~ | 8千人 | 3.4% |
プロミスの全体の利用者のうち、じつに半数以上が29歳までの20代です。
39歳までの20代と30代を含めると74%にもなり、プロミスは若い世代の利用者が中心のカードローンということが分かります。
この傾向はアコムでもほとんど変わりはなく、アイフルにしても似たようなものです。
つまり、20代や30代の方が消費者金融で借りるなら、利用者が多いプロミスやアコムを選ぶのが無難です。
利用者が少ない年代というのはその借り入れ先に向いていないので、申し込みをしても審査に通らない方も多くなり、結果としてその年代の利用者が少なくなるという側面があります。
プロミス、アコム、アイフルに関しては、上にあげたような公式発表のデータがあるので年齢別の利用者が分かりやすいです。
しかし、SMBCモビットはこういったデータを公表していません。
公表をしていないのであくまで傾向とするしかありませんが、それでもSMBCモビットは他の消費者金融とは利用者の年代が大きく異なるとされています。
プロミス、アコム、アイフルは20代や30代の利用者が大半を占めるのに対し、SMBCモビットは40代や50代、利用可能年齢ギリギリとなる60代の利用者も少なくありません。
これはSMBCモビットが掲げる「大人のカードローン」というフレーズにも一致する部分です。
安定した収入があれば20代でも30代でもSMBCモビットは申し込みができますが、審査通過を考えるなら、何もわざわざ若い世代の方がSMBCモビットに申し込みをする必要もありません。
繰り返しになりますが、カードローンは申し込みができても審査に通らないと意味がありません。
若い年代の方はプロミスなどを選び、高い年代の方はSMBCモビットを選ぶようにすれば、申し込み時点でいきなり不利になるということも避けられるようにもなります。
上の表は消費者金融に限ったものとしているので書いていませんが、40代や50代、60代の方は、消費者金融ではなく銀行のカードローンも選択肢に入ってきます。
銀行のカードローンは消費者金融と比べると金利が低く限度額が大きく設定されていますが、その代わりに審査基準は消費者金融よりも厳しいです。
若い世代の方では審査落ちとなることが増えてしまうのに対し、40代以上でしっかりとした安定した収入を得ている方なら、意外とあっさりと審査に通ることもあります。
銀行のカードローンは若い世代の方には厳しすぎるものとなりますが、年齢層が高い方にとっては良い選択にもなり得るのです。
とはいえ、審査が厳しい銀行のカードローンは、年齢が高いというだけで審査に通るわけではありません。
例えば、
という場合には、年齢層が高くても銀行のカードローンで審査に通るのは難しくなります。
収入が不安定、他社借り入れが多すぎる、信用情報に傷が付いているという方は、そもそもカードローンの利用自体が難しいです。
銀行に限らず消費者金融であっても中小金融であっても審査通過は難しくなるので、銀行のカードローンというより、カードローン利用のスタートラインにも立てないことにもなってしまいます。
カードローンを選ぶとき、何を基準にするか、何を重視するかは人それぞれです。
金利や限度額を見る方もいるかもしれませんが、借り入れ先で消費者金融を考えているなら金利である実質年率であったり、限度額の上限額などで比較をするのは無意味です。
それならと審査時間や融資時間を気にする方もいるかもしれませんが、これも大手消費者金融であればどこも大した違いはないので比較もしづらいです。
カードローンを選ぶときにはそういった視点ではなく、まずは自身に合っているかどうかというところから入ることが重要です。
今では消費者金融であれば消費者金融同士、銀行であれば銀行同士でサービス内容には大した違いはありません。
貸付条件で比較をしても何も見えてこないので、年齢、年代によって候補となるカードローンを絞るというのも、選び方としては間違ってはいません。
何度も繰り返しになりますが、カードローンは申し込みができるだけでは意味がなく、審査に通ってお金が借りられないことには意味がないのです。