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入学金や留学費用など、まとまった金額での教育資金が必要なら、銀行などで借りられる教育ローンが便利です。
金利も低く目的が定まっている分だけ利用がしやすいですが、そこまでの金額ではない教育資金の借り入れなら、教育ローンを利用するまでもないが場合があります。
というより、急ぎで必要な少額の教育資金であれば、教育ローンよりカードローンが便利です。
カードローンの利点は、何といっても借りるまでの早さ、手軽さにあります。
大手の消費者金融であれば申し込み当日、最短1時間で借りられるようになっているところが多く、しかも来店不要でWeb上で契約が完結します。
書類の郵送やFAXすらも不要で、すぐに必要な教育資金を用立てるにはカードローンはとにかく便利です。
教育ローンの場合、申し込みから借り入れまではどうしても日数がかかります。
例えばイオン銀行の教育ローンの場合、申し込みから借り入れまでは最短でも2週間程度はかかります。
最短であってもこれだけの期間がかかり、入学シーズンなどの利用者が増える期間はさらに期間がかかることが多いです。
入学金などお金が必要になるタイミングが分かっているときなら良いのですが、急に必要になる教育資金には、どうしても対応ができません。
教育資金として使途が明確であるなら教育ローンの利用でも構わないのですが、教育資金や子供のためのお金として幅広く使いたいとなると、教育ローンの利用は難しくなります。
教育ローンの多くは、利用のために資金使途を明確にする書類を提出する必要があります。
イオン銀行の教育ローンを例に挙げると、「学校へ教育資金を納付したことが確認できる書類」を融資実行時までに提出をしなければなりません。
また、通学に必要となる転居をする際の費用としてもイオン銀行の教育ローンは利用ができますが、その際には「物件の敷金や礼金の領収書の写し」を提出する必要があります。
教育ローンは低金利でまとまった教育資金を借りるのに便利ですが、利用のためにはどうしても手間がかかります。
その点でカードローンなら資金使途は特に細かくは定められていません。
全てにおいて自由に利用ができるというわけではありませんが、生計費の範囲内であれば自由なため、教育資金として使うなら問題なく対応が可能です。
申し込み時には利用目的を選択する欄こそありますが、資金使途を明確する書類の提出も必要なく、何に使ったかを申告することもありません。
どのような用途であっても、教育資金の範囲内なら自由に利用ができるのがカードローンの強みです。
上で触れた以外にも、教育ローンと比べた際のカードローンのメリットとデメリットがあります。
もし教育ローンではなくカードローンの利用を考えているなら、良い点も悪い点もしっかりと知っておきましょう。
教育ローンは融資実行時に全額が振り込まれ、あとは返済をしていくだけとなるのが一般的です。
返済を進めたとしても返した分をまた借りるということはできませんが、カードローンなら可能です。
カードローンは限度額の範囲内なら何度でも再申し込み不要で繰り返し借りられるので、今だけでなく今後に必要になりそうな教育資金にも役立ちます。
限度額いっぱいまで借りても返済をした分は再び借りられるので、追加でお金が必要になっても安心です。
カードローンを利用するためにはアルバイトやパートでも構いませんが、申し込み者本人が安定した収入を得ている必要があります。
ただ、安定した収入を得ていれば良いので、年収がいくら以上などの制限は設けられていません。
これが教育ローンとなると、利用のために「年収〇〇万円以上」などとなっている場合もあるので、年収が多くない方では利用ができないこともあります。
資金使途を明確する書類や、その他にも様々な書類が必要になる場合がある教育ローンに対して、カードローンは一定額までなら本人確認書類でお金が借りられます。
消費者金融の場合であれば
であれば原則として本人確認書類で借りられるので、面倒な書類を用意することなく手続きができるようになっています。
少額の教育資金を借りるならカードローンが便利とする理由に、少額なら提出書類が少なく済むためという理由もあります。
ちなみに、ここで言う「他社借り入れ」とは以下を指します。
これらが新たな借り入れと合わせて100万円を超える場合は、本人確認書類だけでなく収入を証明する書類も必要になります。
また、借り入れやカード利用があるとしても、以下は含みません。
例えばクレジットカードのショッピング枠で50万円を使っており、新たに消費者金融のカードローンで30万円を借りるとした場合。
ショッピング枠は含まないので、新たに借りる30万円だけが書類提出の対象であり、本人確認書類で借りられるということになります。
メリットばかりでなくデメリットも見ていきます。
カードローンの最大ともいえるデメリットは、金利の高さにあります。
銀行カードローンでも上限金利となれば年15.0%程度の適用となる場合が多く、消費者金融なら実質年率で18.0%程度になります。
教育ローンの金利が一桁台であることを考えると、かなり高い金利になってしまいます。
カードローンは限度額内での利用となりますが、審査で決まる限度額はそこまで大きくはなりません。
20万円前後となる場合が多く、カードローンで大きな金額を借りたいと思って難しいです。
少額の教育資金の借り入れにカードローンを利用するなら何ら問題はありませんが、まとまった金額を手軽にカードローンで借りたい、となると簡単ではありません。
ただ、借りられる金額が大きくならないのは、金利負担の面で見ればメリットとも捉えられます。
教育ローンのようにカードローンで数百万円を借りるというのは現実的ではなく、借りても10万円や20万円などの少額です。
人によって数万円だけ借りられれば十分ということもあります。
これなら金利が高くても返済を長引かせずに完済ができるので、実際に支払う利息もある程度なら抑えられるようになります。
カードローンは教育ローンとは違い、生計費の範囲内なら何度でも繰り返し自由に利用ができます。
必要な分だけ借りてあとは返済をするだけなら良いのですが、限度額内なら追加で借りられてしまうことで、ついつい無駄遣いに利用をしてしまうこともあります。
無駄遣いで借りてしまうと返済が大きな負担ともなってしまうので、しっかりと計画を持って利用をするようにしなければなりません。
借りる金額、必要な金額にもよりますが、カードローンは教育資金として借りる場合においても教育ローンより便利なこともあります。
特にそこまで大きな金額ではない教育資金、子供にかかるお金借りるなら、早く手軽に手続きができるカードローンが優れています。
ただ、その代わりに金利は教育ローンよりも高くなってしまうので、その点だけは注意が必要です。