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今でこそ消費者金融は上限金利をしっかりと守り、大体は18.0%ほどで横並びになっています。
しかし、グレーゾーン金利時代には各社各サービスで上限金利はバラバラで、最大で29.2%を取るところもあればグレーゾーンは適用せず、18.0%を上限金利としていたところもあります。
当時の大手消費者金融でも29.2%を取るところがあった中でも、18.0%を上限金利として過払い金が発生しない健全ラインで貸し付けを行っていたのが、現在のSMBCモビットです。
グレーゾーン金利が撤廃されてだいぶ経つので、グレーゾーン金利というものがよく分かっていない方もいるかもしれません。
ざっくりと説明すると、出資法では29.2%、利息制限法では20.0%を上限金利とする2つの法律が混在しており、都合よく解釈をした貸金業者などは高いほうの29.2%を上限金利として貸付を行っていました。
この2つの法律間の金利、つまり20.0%~29.2%がグレーゾーンの金利帯となり、後にこの金利は違法ということになり、過払い金の返還請求へと繋がっていくわけです。
もっと詳しく知りたい方はWikipediaのグレーゾーン金利のページをご覧ください。
話を戻してSMBCモビットについてですが、そんなグレーゾーン金利での貸付が横行していた時代においても、当時のSMBCモビットは上限金利を18.0%としています。
出資法での高いほうの金利は適用せず、利息制限法で定める範囲内を上限金利としていたので、金利面では当時の消費者金融では大変優れたものとなっています。
周りの消費者金融と比べて10%ほども金利が低いことになるため、借り換えやおまとめとしての利用者も多かったものです。
その名残もあり、今でもSMBCモビットは借り換えやおまとめの利用先としても人気が高いということがあります。
当時から借り換え用、おまとめ用の専用の商品を用意しているわけではありませんが、借り換えやおまとめ目的でも利用ができたのです。
また、今では「SMBCモビットは低金利」などという文言をネット上で見かけることもありますが、これも当時の名残と言えなくもありません。
上限金利に優れていた当時のSMBCモビットは、下限金利をしばらくは15.0%として貸付を行っていました。
そもそもが下限金利で借りられることがあまり多くはないので気にする必要はありませんが、15.0%~18.0%の実質年率と見ると、何だか大したことがないように感じられてしまいます。
それでも実際には上限が18.0%と、当時の周りの消費者金融と比べれば大変優れていたわけですが。
それが今は3.0%~18.0%の実質年率となっており、こうなるまでの間には何回か下限金利の引き下げが行われています。
多少のズレがあるかもしれませんが、
と徐々に下がっており、2018年からは現行の3.0%~18.0%の実質年率となっています。
また、SMBCモビットは創業当時からいわゆる銀行系と呼ばれるような銀行グループの消費者金融となっていましたが、グループとなる銀行もいくつか変わっています。
SMBCモビットは、元々は現在の三菱UFJ銀行となる三和銀行が中心となってできた消費者金融です。
当時のホームページのアーカイブを見ると三和銀行と記載がされており、三和銀行が東海銀行と合併してUFJ銀行となった後には、UFJ銀行系として営業をしていました。
UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)グループだった当時は、銀行の窓口でもカードローンの申し込みが行えました。
また、今はもうありませんが、当時はあった無人契約機「すぐモビ」も銀行内に設置されているなど、何かと銀行色が強かったのが現在のSMBCモビットです。
しかし今のSMBCモビットは、その名の通りSMBCグループとなっています。
色々とあって移り変わっているわけですが、ここで説明するよりやはりWikipediaを見たほうが早いと思うので、詳しく知りたい方はWikipediaのSMBCモビットを見てください。
読むのが面倒という方のためにかなりざっくり説明すると、現在の三菱UFJ銀行に属してしたSMBCモビットは、三井住友フィナンシャルグループからも出資を受けていた「ねじれ」があるような状態でした。
それが2012年に会社分割によって無担保ローンと保証業務に分けられ、カードローンを取り扱う無担保ローンはSMBCモビットに、保証業務は三菱UFJ銀行のMUFGがそれぞれ継承をした、というわけです。
大雑把すぎるまとめ方ですが、このような流れによってSMBCモビットのグループは変更されています。
グループが変わったり下限金利が変わったりと、色々と移り変わっているのが現在のSMBCモビットです。
とはいえ、これはSMBCモビットに限らず他の消費者金融でも同じであり、例えばプロミスは、現在ではプロミスという会社はありません。
プロミス株式会社として営業をしていたのは昔の話で、現在のプロミスはサービス名に過ぎず、実際にはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が社名です。
「カードローンのプロミス」を正しく表すなら、「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社のサービスブランドであるカードローンのプロミス」ということになります。
SMBCモビットに限らず、消費者金融は時代とともに色々と変わっているのです。
SMBCモビットという社名自体も、2017年に変更がされたものでもあります。
SMBCモビットは昔から男性と女性のタレントを1名ずつ起用をしていますが、女性タレントは何度か変更がされているのに対し、男性タレントに関しては変更がされていません。
当時のモビット(現:SMBCモビット)が創業されたときから竹中直人さんのままです。
言ってみれば「顔」のようなものであり、SMBCモビットと言えば竹中直人さんとイメージされる方もいるほどです。
少し話がそれますが、TVCMのイメージに関するアンケートをネット上で実施した際に、SMBCモビットを選択して「竹中直人さんの印象が強い」と理由を添えている方もいました。
20年ほども同じ方を起用し続けるというのは他の消費者金融では見られず、SMBCモビットの特徴的な変わらない部分と言えるのかもしれません。
昔から銀行のグループとなっていた現在のSMBCモビットは、信頼性という面で見ると他の消費者金融と比べて頭一つ抜けていると言えます。
その信頼性からか、利用者も20代や30代前半などの若い世代の方より、40代や50代など、いくらか高い年齢層の利用者が多いのも一つの特徴です。
「大人のカードローン」と言われる通りSMBCモビットとしてもそのあたりの年齢層をターゲットにしているので、若い世代よりも、ある程度の年齢層向けのカードローンと言えるのがSMBCモビットです。
色々と変わった部分もある現在のSMBCモビットですが、信頼性という面では昔から変わりはありません。
なるべく信頼ができるところで借りたい、使いたいと考える方には、SMBCモビットはまさにぴったりのカードローンと言えるのかもしれません。